1. 事業の数字に向き合う
広告費を使い切ることや、媒体の数字を良くすることがゴールではありません。御社の売上・リード数・CVRを最重要の指標として追います。さらに社内のDX・業務改善と連携し、受注やLTVといった事業の数字まで接続して、「マーケのROI(費用対効果)」ではなく「事業のROI」で判断できる状態を目指します。
広告も出した。SEOにもお金をかけた。なのに、売上はあまり変わっていない。その原因は「やり方」ではなく、施策を活かす体制にあるかもしれません。マーケティング支援とは何か、いつ・誰に頼めば成果につながるのかを、検討の5ステップに沿って解説します。
広告も出した。SEOにもお金をかけた。なのに、売上はあまり変わっていない。
そんな経験はないでしょうか。「やり方が悪かったのか」「業者選びを間違えたのか」と考えてしまいがちです。でも、原因はそこではないかもしれません。
このガイドでは、マーケティング支援とは何かを整理したうえで、「いつ・誰に頼めば成果につながるのか」を、検討の5つのステップに沿って解説します。読み終えるころには、御社が今どの段階にいて、次に何をすべきかが見えてくるはずです。
投資は積み上がっているのに、売上の線が伸びない——多くの企業が抱える状態
マーケティング支援とは、企業のマーケティング活動を、外部の専門家やチームがサポートする取り組みのことです。戦略づくり・広告運用・SEO・コンテンツ制作・データ分析など、マーケティング全体、または特定の領域を対象にします。
目的は主に2つです。社内の人手が足りないとき、そして専門知識を補いたいときです。
ただ、最近は「広告を代わりに出す」だけにとどまらない支援も増えています。事業の課題を整理するところから、施策の実行・改善までを一通り任せられる形です。どこまでを任せるかによって、向いているパートナーの種類も、かかる費用も変わってきます。
最初に、多くの企業がつまずく原因をお伝えします。
広告やSEOといった一つひとつの施策は、それ単体では成果につながりにくい性質があります。単発の施策が成果を生むのは、流入・導線・蓄積・再アプローチがつながって、受け皿となる仕組み(体制)が整っているときです。この土台がないまま施策だけを足すと、広告を止めた瞬間に流入もゼロに戻る、いわゆる自転車操業に陥りやすくなります。
「やったのに効かない」の正体は、施策の良し悪しではなく、施策を活かす体制が整っていなかったこと、というケースが少なくありません。
「SEO会社に頼んだのに売上が上がらなかった」という声は珍しくありません。SEOはあくまで手段です。流入の先にある導線・受け皿・再アプローチまでつながって、初めて売上という結果になります。
詳しくは: なぜ単発施策では成果が続かないのか(自転車操業から抜け出す考え方)
「なんとなくマーケを強化したい」から「パートナーを決める」まで、多くの企業がたどる共通の道筋があります。御社は今、どのステップにいるでしょうか。
多くの企業がたどる、検討の5ステップ
| ステップ | 状態 |
|---|---|
| 1. 認知・学習 | マーケの基礎を知り、自社に必要なことを把握しようとしている |
| 2. 課題認識 | 「うまくいっていない」と気づき、原因を探している |
| 3. 外注検討 | 自社だけでは限界を感じ、外部に頼むことを考え始めた |
| 4. パートナー選定 | 複数の候補を比べ、絞り込んでいる |
| 5. 意思決定 | 費用・実績・担当者を見て、最終的に決める |
この段階では、「マーケティングとは何か」「SEOとコンテンツの違いは」といった情報集めが中心になります。担当者の方が一人で調べていることが多い段階です。
ここで大切なのは、施策の名前をたくさん覚えることではありません。「誰に・何を・なぜ届けるのか」を先に整理することです。
ありがちなのが「とりあえずSNSをやってみよう」「広告を出せばなんとかなる」という入り方です。施策を選ぶ前に、目的の整理が先決です。目的が決まると、必要な施策は自然と絞られます。
「広告を出しているのにリードが増えない」「サイトのアクセスが伸びない」「営業がマーケを活かせていない」。こうした具体的な悩みが見えてきた段階です。
多くの企業は、ここで「何かがおかしい」と感じながらも、どこが問題なのかを正確に言えずにいます。施策がバラバラに点在していて、追っている数字もそろっていないことが主な原因です。
問題を正確に見つけるには、売上を分解してみるのが出発点になります。
売上 = 流入数 × CVR(成約率) × 客単価。それぞれに効く施策が違う
たとえば成約率(CVR)が0.5%のまま流入を2倍にしても、かかる費用が2倍になるだけで、売上の伸びは限定的です。「流入を増やす」だけが選択肢ではありません。どの数字が一番のボトルネックかを先に見ることで、効く順番が変わります。
「自社だけでは限界がある」と判断し、外部に頼むことを考え始める段階です。
ここで最初に整理したいのは、「何を委託したいか」ではなく「何を達成したいか」です。委託する作業から考えると、施策がまた点で増えていきます。達成したい事業のゴールから考えると、必要な支援の形が見えてきます。
外部に頼む目的は、おおよそ3つに分かれます。
このどれを目的にするかで、向いているパートナーの種類が変わります。
複数の候補を比べ、タイプ・実績・費用感で絞り込んでいる段階です。「コンサルと代理店、どちらがいいか」という問いが出てくるのもこの頃です。
選定で見落とされやすいのが、「何を報告してくれるか」という観点です。
クリック数や表示回数といった媒体の数字を報告する支援と、売上・CVR・LTV(顧客生涯価値)まで追う支援とでは、事業への貢献の仕方が変わります。媒体の数字が良くても、事業の売上が動いていないことは起こり得ます。だからこそ、「どの数字に向き合ってくれるか」を確認することが大切です。
また、担当者が続くかどうかも、事業理解の深さに関わります。
関連: コンサルと代理店の違い
候補を2〜3社に絞り、費用対効果・担当者・契約条件を確認して決める段階です。「最低契約期間は」「担当者は変わるか」といった、実務的な確認が中心になります。
注意したいのは、費用の安さだけで決めることです。安い支援より、費用が高くても一貫して伴走するパートナーのほうが、結果的に費用対効果が高くなることもあります。
大切なのは金額そのものではなく、「何に対してその費用を払うのか」が納得できるかどうかです。社内の稟議を通すためにも、この設計を言葉にできる相手を選ぶと、後の説明がしやすくなります。
支援の形は、大きく3つに分けられます。それぞれに強みがあり、向いている状況も異なります。
| 比較軸 | コンサルティング | 広告代理店 | 伴走型支援(AsetZ) |
|---|---|---|---|
| 主な業務範囲 | 戦略づくり・分析・提言に強い | 広告の出稿・運用に強い | 戦略設計から運用・改善までを一貫して担う |
| 追う指標 | 提言が中心 | 媒体の数字(CPA・CTRなど) | 事業の数字(売上・CVRなど)に向き合う |
| 実行力 | 提案を中心に支援 | 広告領域で高い実行力 | SEO・広告・コンテンツ・DXまで実行 |
| 担当者の続き方 | プロジェクト単位で変わることがある | 一定期間で交代することがある | 継続したアサインを原則とする |
| 費用の目安 | 月50〜150万円 | 広告費の10〜20%+管理費 | 月30〜100万円(支援範囲による) |
| 向いている状況 | 大きな戦略の見直し・M&A前後 | 広告予算が大きく実行リソースもある | 事業の数字を包括的に任せたい |
※費用は一般的な目安です。実際は支援範囲や事業規模によって変わります。
それぞれのタイプには明確な強みがあります。コンサルティングは戦略づくりに、代理店は運用の実行力に強みがあります。
一方で、戦略を立てる人と実行する人が分かれると、施策の一貫性が保ちにくくなることがあります。「良い戦略はあるが実行が追いつかない」「施策は動いているが全体の設計がない」といった状態です。
伴走型支援は、戦略の設計から実行・改善までを同じチームが担うことで、このつなぎ目をなくす形です。
関連: 3タイプの詳細比較ガイド
ここまで読んで、御社がどの段階にいるかが見えてきたかもしれません。最後に、私たちAsetZがどう支援するかをお伝えします。
私たちは、いきなり施策の話から入りません。最初にするのは、御社の売上を構成要素に分解して、「どこがボトルネックか」を数字で確認することです。
そのうえで、施策を単発で足すのではなく、流入・導線・蓄積・再アプローチがつながる「体制」を設計します。施策は、その体制を動かす部品として位置づけます。
広告費を使い切ることや、媒体の数字を良くすることがゴールではありません。御社の売上・リード数・CVRを最重要の指標として追います。さらに社内のDX・業務改善と連携し、受注やLTVといった事業の数字まで接続して、「マーケのROI(費用対効果)」ではなく「事業のROI」で判断できる状態を目指します。
戦略の設計、SEO、広告、コンテンツ、データ分析、DX支援を同じチームが担います。つなぎ目がないため、施策どうしの一貫性が保たれます。
私たちのリソースで全部を抱え込むことはしません。御社の中の人やリソースを活かしながら進め、契約が終わっても社内に知見が残る、自走できる状態を目指します。
施策を体制の構成要素として束ね、内製化支援を経て、最後は社内で自走できる状態へ
データ分析が私たちの強みです。今あるマーケの数字やサイトのデータを整理・分析して、無駄を削り、効率を高める。すでに施策が回っている企業の「もう一段の伸びしろ」を見つける場面でも、この強みが活きます。
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企業のマーケティング活動を、外部の専門家やチームがサポートする取り組みです。戦略づくり・広告運用・SEO・コンテンツ制作・データ分析など、全体または特定の領域を対象に、社内の人手不足や専門知識の補完を目的として活用されます。最近は、課題の整理から実行・改善まで一通り担う形も増えています。
コンサルは主に戦略づくりに強みがあり、実行は依頼企業や別の会社が担うことが多い形です。代理店は広告の出稿・運用に強みがあります。伴走型支援は、戦略から実行・改善までを一貫して担い、事業の数字(売上・CVR)に向き合う点が特徴です。詳しくはコンサルと代理店の比較記事をご覧ください。
「何を報告してくれるか」です。クリック数や表示回数といった媒体の数字だけでなく、売上・CVR・LTVなど事業の数字に向き合ってくれるかどうかを確認してください。あわせて、担当者が続くか、報告がわかりやすいかも判断材料になります。初回の相談での提案内容から、その姿勢を見るとよいでしょう。
支援範囲によって大きく変わります。一般的な目安として、フリーランスへの依頼は月15〜50万円、運用込みの伴走型支援は月30〜100万円、戦略コンサルは月50〜150万円です。広告運用の代行は、広告費の10〜20%が手数料の目安です。詳しくは費用相場の記事をご覧ください。
はい。むしろ中小企業のほうが効果が出やすい場合があります。意思決定が速く、提案がそのまま施策につながるためです。月15〜30万円規模から始められる支援も多くあります。ただし、目的が曖昧なままだと費用対効果が出にくいため、まず「何を達成したいか」を決めることが先決です。
業種や事業規模が自社に近い事例があるかを見てください。実績の数字は「広告費を減らした」より、「売上が増えた」「CVRが改善した」など、事業に直結するものを重視します。事例が非公開でも、商談で類似の事例の概要を尋ねるのは一般的です。
最も多いのが、目的が曖昧なまま依頼してしまうことです。「認知を上げたい」ではなく、「半年でリードを月30件から60件に増やしたい」のように、数字で目標を持って相談すると、提案の精度が上がります。また、戦略全体の設計がないまま単品の施策から始めると、施策どうしの整合が取れず、成果が積み上がりにくくなります。
「どのステップにいるか分からない」という状態からでも構いません。御社の売上を分解して、どこから手をつけると効くのかを、一緒に整理します。
無理な営業はいたしません。まず30分、現状の課題を可能な範囲でお聞かせください。
マーケティング × DX × AI で、事業の成果から逆算して伴走します。
広告運用・SEO・コンテンツ制作・業務DXなど、幅広い領域で「戦略から実行まで一貫して」支援しています。まずは御社の現状を、可能な範囲でお聞かせください。無理な営業はいたしません。
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